大学生が読んでみたら面白そうな本を紹介するブログ

「読書はきっと人間力を向上させる」と自己暗示を掛けながら読書に励む大学生が、読了書を書評を模して紹介します。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『旅の流儀』玉村豊男著 中公新書

裏で内容の重い本を読んでいるので、軽い本をさらっと読了。 玉村豊男氏の『旅の流儀』。 他で連載していたエッセイを再編したものらしく、サクッと読める。 旅というのは、誰と行こうとどこに行こうと、必ず一人称視点で進む。また、例え複数人で旅に赴いた…

『暁の寺-豊饒の海・第三巻-』三島由紀夫著 新潮文庫

三島の作品に触れるのはこれで漸く7作目。今回読んだのは、豊饒の海の三巻目にあたる『暁の寺』である。 転生を軸に進むこの『豊饒の海』シリーズであるが、本作は特に、人間の「恥」、そしてその対義にある「誉れ」に焦点が置かれているよう私には感じられ…

『読書力』齋藤孝著 岩波新書

書評を書く場所を何処かに作りたく、このブログを立ち上げました。 ーーーーーーーーーー 記念すべき1冊目は、『声に出して読みたい日本語』で有名な齋藤孝氏の著書、『読書力』。 斎藤氏は、日本人の読書力を、ただ単に文化というだけでなく、日本経済の一…